真面目っ恋

野薔薇side

最低最低最低最低っっ!!!!
「何よあの男!?常識知らずにも程があるわっ!」


あたしはその夜は泣きながら眠った。



ーーーー朝ーーーー

調度あたしが朝食を食べ終わる頃に黒河さんが起きて来た。

「朝食用意しておきましたので。」


「・・・・」


お礼の一つもないの?


「じゃあ、私行きますね。」


はぁ〜
先が思いやられるわ。


「待て。どこの学校に通ってんだ?」


「桜木学園ですけど?」


「俺も桜木学園に通ってんだ。待ってろ、一緒に行くから。」


「はぁ・・・・わかりました。」


何で一緒に?
私なんかと一緒に歩いていたら恥じゃない!

だって、髪背中までのストレートを二つ縛りでたいして目立たない、みんながいう真面目ちゃんよ?



何よ・・・・意味わかんない!


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