幸せの在りか
「あっそ。嫌ならいいよ。家帰れば?」
「……。」
「じゃあ、契約成立ね。」
「まだ何も言ってない!!」
「ブー。時間切れ。文句は受付終了。」
く…悔しい悔しい悔しい!!何で何もかもこいつのペースなのよ!
「あ、それと自分が使った布団ぐらい片付けろ。」
はああー、炬燵に頭を突っ伏した。
「それから…。」
「まだあるの!?」
「色々と細かい事決めとこうと思って。後で揉めるの嫌だから。はい、紙とペン。忘れないように、今から言うこと書いといて。」
「…はいはい。で、何て書くの?」