幸せの在りか


朝、誠がセットした目覚まし時計の音で目が覚めた。

「ん…。」

「あ、わりい。起こしたな。」

「…おはよ。うー、寒い。ストーブつけていい?」

「今は駄目。危ないから布団片付けてから。」

えー、部屋暖かくしてから布団から出たかったのに…。

「朝飯、一緒に食うか?」

「…うん。食べる。」

「俺が作るから布団片付けといて。」

「分かった。」

布団を片付けて、炬燵を出して、ストーブをつけた。

う~ん、暖かい。そうだ。まだ料理してるからこっち見てないな。ストーブの前で着替えよ。

夜、寝る時はいつもノーブラだから、全部脱がなきゃいけなくて、寒いんだよねー。

思いっきり腕を上げてパジャマを脱いだ時、誠が食事をテーブルまで運んできた。



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