幸せの在りか
「おばあちゃん。あそこは何で白いの?」
「星があんまりたくさん集まってるから白く見えるんだよ。」
「ふーん。川が流れてるみたい。」
「そうだよ。お空の川みたいだろ。だから天の川っていうんだよ。」
そんな話しをしてるうちにいつの間にか寝てしまっていたんだっけ。
あの時のおばあちゃんは元気でいるのだろうか…。
東の空がうっすらとしてきた。
そろそろ誠が起きるかな。今朝は私が朝ごはんを作ろう。
部屋の扉を開けた。