ホントのキモチ 〜あなたに伝えたいこと〜
爆弾発言!?
話がある。
朝のSHRの後、何故か担任にそう言われた私は、昼休みになった今、職員室へと向かっていた。
ちなみにあの補習は今も続いていて、ちゃんと勉強している。
恋の話は……
あれ以来しなくなった。
だから村沢の片思いがどうなったのかは知らない。
まぁ…
知りたくもないけど。
「失礼します。」
そんなことを考えながら、私は職員室に着いた。
ドアを開けて中を見ると、私を呼んだはずの担任の席は……空席。
辺りを見渡してみても、担任の姿は見えない。
呼んだくせに…
いないとか、最悪。
「どうしよ…」
「あ、秋山。何してんだ?」
出直そうかと思っていた私に、誰かが声をかけた。
「先生……」
そこにいたのは、私の2年の時の担任、田所 清治【タドコロ キヨジ】先生だった。
年配の……
ちょっぴり…いや、だいぶ変人の先生。