ホントのキモチ 〜あなたに伝えたいこと〜



それは……



「何言ってんの?瑞穂。村沢は……先生だよ。私の勉強を見てくれる、優しい先生。ただ…それだけ。」



そう思わないと……
やっていけない。



「本当…?」



「うん。瑞穂……村沢が好きなら、好きでいいんじゃない?…応援するよ。」



私にそこまで聞いてくるってことは、瑞穂も村沢が好きな子の1人…なのかな?



そう思い、私は瑞穂に言ってみた。



「ち…違うよ!!私は圭悟先生なんて好きじゃないし……あんなの、私のタイプじゃないもん!!」



あんなの……か。



瑞穂みたいな子もいれば、本気で村沢のことが好きな子もいる。



今日…聞いてみようかな?



そんな状況について、村沢自身は何を思うのか──













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