ホントのキモチ 〜あなたに伝えたいこと〜
はぁ……?
私はその言葉を聞いて、思わず村沢の方を見る。
ただの生徒じゃ…ない?
「どういう…意味?」
さっきの言葉の真相が知りたくて、私は恐る恐る村沢に聞いてみた。
「いや…その……何て言うか、え〜っと…確かに、秋山は俺の生徒だ。でも…他の奴らとは違うって言うか……」
なんだか今は、村沢の方が動揺しまくりなんだけど─
ていうか、その言葉、喜んでいいのか悪いのか、よくわかんないし…
だんだん冷静さを取り戻して来た私は、ただ黙って村沢の言葉を聞いていた。
「特別…な、存在って感じ?いや…これは、他の奴らよりお前を贔屓するとか…そんなんじゃないんだけど……でも、お前には笑ってて欲しいって、悲しませたくないって、そう…思う。」
なに…それ?