ホントのキモチ 〜あなたに伝えたいこと〜
う…嘘でしょ??
予想外の告白をされて、パニック状態の私を、村沢はさらにギュッと抱きしめる。
「大好き、なんだ……」
いやいやいやいや…
ちょっと待ってよ──
「う、嘘……」
「嘘じゃないよ…本気。」
……っ///
「いつからかな……気付いたら、好きだった。でも…お前は生徒だし、片思いの相手がいるし、何度も諦めようと思った。けど……無理だった。」
そんな……
まさか村沢が…私と同じ気持ちだったなんて─
「…ごめん。」
え…?
なんで謝るの?
「お前……好きな奴、いるのにな。こんなことされちゃ…迷惑、だよな?」
村沢──
また勘違いしてるよ。
私を抱きしめていた手を離し、寂しそうに笑う。
「……バカ。」
そんな村沢に、私は泣きそうになりながら呟いた。
「え…?」
「村沢のバカ!!…うぅ…っ、私だって…っ!私だって…大好きなんだからぁ……!!」