ホントのキモチ 〜あなたに伝えたいこと〜
こんな風に誰かを強く思うのは、ひょっとしたら初めてかもしれない。
「さ〜て…暗い話はやめて、明るくいこうぜ!せっかく会えたんだし……」
「それは…村沢が強引にっ、」
「違う!お前があんな手紙書くからだろ…あんなの読んだら、会いたくなるに決まってる!!」
「あんなのってなに…?」
「感謝してるとか、嫌いじゃないから…とか。」
適当なところに車を止め、俺は美咲を真っ直ぐに見つめて言った。
「む、村沢……ち、ちち、近いから……キャッ///ちょっ…ちょっと…は、離れてよ…」
「無理。」
俺をドキドキさせた…
お前が悪い。
「美咲…」
「…え?」
真っ赤に染まった頬が…
超可愛い。
「キス……したい。」
「え?やっ、やめ……ん…っ、」
なんか…
いけないことしてる気分。
ま、当然だよな。
美咲は今日卒業したとは言え、まだ『学歴上』は俺の『生徒』なんだから─