ホントのキモチ 〜あなたに伝えたいこと〜
さっきまで最悪の気分だったのに…
村沢のおかげで、一気に楽しくなってきちゃった。
「はー…おかしい。」
「その調子だと、本当にもう大丈夫そうだな。」
お腹を抱えて笑う私に、村沢は安心したように言う。
「もう……心配させんなよ。」
「えっ…?」
「あっ…秋山。お前もう体調戻ったし、室長会議出るんだろ?そろそろ時間だから、先風呂入ってきた方がいいぞ。会議、多分長くなるから。」
さっきの村沢の言葉……
何だったんだろう?
普段の村沢とは少し違う顔をしていたような……
ま、いっか。
喉の奥に何かが引っ掛かっているような違和感を覚えながらも、私は村沢と別れて部屋に帰った。