ホントのキモチ 〜あなたに伝えたいこと〜
恋患い?
「え〜っと…では先生方、他に何かございますか?」
あれから部屋に帰った私は、お風呂に入ってから瑞穂の部屋に行き、一緒に室長会議に参加した。
今日の体調不良者をみんなに報告する時に私の名前が出て、みんなが一斉にこっちを見た時は驚いたけど…
その他は特に問題はなく、室長会議も終わりを迎えようとしていた。
「秋山さん。お腹、大丈夫なの?」
今は、学年主任が長々と何かを喋っている。
話を聞き流していると、左隣から細川くんが声をかけてきた。
「え…?あ、うん。もう大丈夫だよ。ありがと。」
さすが細川くん。
優しいなぁ………
そんな感じで細川くんの優しさをありがたく思っていると、何か……誰かの視線を感じたような気がした。
「げっ……」
…村沢だった。
私の方を見て口パクしてるけど、何言ってるかなんてわかんない……
そして、何故か細川くんのことをキツめに睨む。
なんでよ…?