ホントのキモチ 〜あなたに伝えたいこと〜
担任は、困った顔で私を見ながらそう言った。
仕方ないよね……
3年になった今から進路変更、ましてや類型まで違うとなると、困るのも無理はない。
でも…
私は決めたんだ。
「それでもいいんです。私……頑張ります。」
「……わかった。君にその覚悟があるなら、俺も出来る限りのサポートはする。一緒に頑張ろう。」
私の気持ちをわかってくれた担任は、そんな言葉をかけてくれた。
「先生、ありがとうございます。無理言って、すいません…」
「いや…大丈夫。俺は君の担任だから。手助けするのは当然のことだよ。でも理系の勉強は…ちょっと自信ないな。」
だよね…
先生、担当国語だし。
「そうだ!圭悟…っ…村沢先生だったら何とか出来るはずだ!!」