ホントのキモチ 〜あなたに伝えたいこと〜



「すいませんでした…」



とりあえず、謝る。



担任に怒られることだけは避けたいと思うしね…



てか、この状況からしてもうヤバイんだけどさ─



「謝るなら、私じゃなくて村沢先生にでしょ?彼、結構気にしてたわよ…」



…ごもっともです。



そう言いながらも、心の中では村沢に対する怒りが込み上げる。



担任を使うなんて…
汚いよ、あいつ。






その後、これからの理科の授業を真面目に受けるようにと注意され、私は解放された。



はぁ…疲れる。
これも全部村沢のせいだ。



なんて、今思えば、そんな言い分は理不尽だろうと言わざるを得ないけど。









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