エガオ
★9
『…そういえばさ
私の本当の笑顔に惚れたって言ってたけど、会ったことあったっけ??』
不思議に思い聞いてみた。
「やっぱり覚えてなかったか(苦笑)
昔 パーティーであったんだよ
結構話したんだぜ?」
『えっと―…』
…全く覚えてないι
「どーせ
印象薄いですよ~」
ちょっと拗ねたように言う彼。
『ごめんって(笑)』
そんな彼が可愛くて、つい笑ってしまう。
「~っ///
笑顔可愛いから許す!!」
そう言ってぎゅっと抱きしめられた。
『…私か嘘の笑顔するの嫌?』
抱き締められた状態のまま 尋ねてみた。
嫌って言われたらどうしよう…
すると
「…真実(ホント)の笑顔は
俺だけに見せてくれればいいや」
そう言って微笑まれた。
彼の前でなら
ありのままの自分でいられる気がする。
そんな人に出会えて
私はすごく幸せだ。
私と出会ってくれてありがとう。
そう思い
そっと彼に口づけた。
end.