笑顔
頭の中が真っ白になった。


どーゆーこと?


さっき、この子パパって呼んだよね。



えっ?


訳が分からない。



だって今目の前にいるのは、

私の知ってる黒澤さんだよね…。


もしかして双子…?


なんて都合の良い解釈は、すぐに打ち消された。



『砂羽………。』



お願い

こんな時に呼ばないで。


黒澤さんだと思い知らせないで…




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