笑顔
思わず出た一言に彼の眉がピクッと動いた。


ヤバッ、怒らせたかも。

なのに…


『そう自棄になるなよ。あんな男の為に自分を落とす何て勿体ないだろ。』


何でそんな優しい事言うの?


人に弱いところ何て見せたくないのに、優しい笑顔が眩しくて瞳から溢れたものを止めることが出来なかった。




< 53 / 123 >

この作品をシェア

pagetop