年下王子とお姫様


「えっと、あの…ごめんなさいっ。」

頭を下げて謝ると、

「そんなっ、謝らないで下さい。」

「あの、その、あなたとは初対面だし、いきなり言われて正直びっくりして、その、えっと…」

こういうときちゃんと言えない自分が嫌になる。

すると男の子は

クスッ

と笑って、

「とりあえず、僕諦めませんから。」

じゃあ。

手を挙げもう1人の男の子と帰っていった。


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