年下王子とお姫様


「リオンは腐れ縁って感じ。親同士が元々仲良くてさ。」

「そうなんだぁ〜。」

「なぁ、」

そう言うと、

京介くんは急に止まった。

そして、私の顔を

覗き込んだ。


「ん?ど、どうしたの?」

精一杯に平然を

装ってみたものの、

「顔赤いけど熱でもあんの?」

「うんんっ!大丈夫だよっ!」

「ならいいけど。」

首を傾げながら、

そう言うと

京介くんは、

歩き始めた。

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