年下王子とお姫様


「秘密っ!愁なんかに教えてやんないっ!」

ふんっ!

誰が愁なんかに教えないもんねー!

「京介だろ?」

「なんで知ってるの?…って、あぁぁー!!」

自爆しちゃったじゃないっ。

「姉貴馬鹿だろ?ははははっ…」

爆笑している愁。

「そんなに笑わなくてもいいじゃんかぁー。」

「アイツさ、初めて家に連れて来たとき姉貴に一目惚れだってよ。」

「えっ…。」

「確か中1の時だよ。アイツ絶対変わってるよなっ。姉貴に一目惚れとか。」

「う、うっさい黙れっ!」

「顔真っ赤。まぁ幸せにしてもらえば?両思いだろ?じゃあこれから愛しの彼女とデートだから♪」

と言って部屋を出て行った。

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