年下王子とお姫様


「なんで居んだよ?」

ハァハァと息を切らしながら、

彼は言う。

「いゃぁ…一緒に帰りたいなって思ってさ?」

「は?え、えっマジ?すげぇ嬉しいんだけど。」

と照れながら言う彼。

そんな姿も

今じゃ愛おしい。

「とりあえず帰ろっか?」

と私が言うと、


< 74 / 98 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop