年下王子とお姫様


「そんな泣き顔見せられたら諦められねぇっつうんだよ。」

「…へ?なんて?」

「ううん。なんでもねぇよ。」

「……なぁ?」

「ん?」

「これからも『友達』として仲良くして欲しい。」

「え?そんなの当たり前だよ?」

「ははっ!よかった。」

「うん。」

「あ!早く行かないと京介待ってるんじゃねぇの?」

そう聞いて、

窓から外を見ると、

校門の所に

京介くんが立っていた。

< 83 / 98 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop