はじめてのCHU
次の日、私は部活の休憩時間に、昨日あったことを全部、梨亜に話してみた。
恋愛経験豊富な梨亜なら何で、こんな気持ちになるか分かるかなと思って。
一部始終、話し終えた私は、梨亜の反応を待つ。
すると梨亜は…
「フフフ...フフフフ」
いきなり笑い出した。
な、何なのよぉ!!
いきなり。
「あなたは美川君に恋をしていますね…フフフ。」
占い師の人みたいに話す梨亜。
梨亜には悪いけど…不気味だ……。
「え、えぇ?わ、私が麗に……?」
びっくりして私は声が大きくなる。
「そう…完璧にね♪」
「何でそう言い切れるのよー。」
「だって、今の私もそうだもの。りゅーきの事を考えていると胸が満たされるの……☆キャー」
「ハハ...そういうもんかね。」
「そうよ、そう。絶対そうよ!!」
「はい、練習開始ー!次はゲームに入るぞー。」
キャプテンの言葉によって、話しが遮られた。
うーーん……
私が………麗を…!?