はじめてのCHU

「……あ…え……いや……その…えっと……」

そうやって言われると、すごーーく恥ずかしい。

きっと今の私は耳まで真っ赤だろう。


「…フッ…りく…りんごみたい……」

フッと顔を緩めた麗の顔は少し赤らんでいて、優しくて、

麗に言われると……何か嬉しい。

すると、麗が真面目な顔になる。


「……りく…」

「………ん?」




ギュッ



「………!!!」

「…れ…麗………?」



「……はじめての相手は………俺でも…いいか…?」


「…麗……」






「…もちろん……///………だから……麗じゃなきゃ嫌って……言ったでしょ……?」




「りく…………」




< 60 / 112 >

この作品をシェア

pagetop