はじめてのCHU
「…麗こそ……顔、赤いよ?…ふふふっ……麗だって、りんごだよっ」
「りく……」
ギュぅッ
私を抱きしめる力が、更に強くなる。
「…好きだ……りく…………大好き……」
そういう麗の顔は本当に、りんごみたいで……、
だから、もうっ…
その顔は反則だって。
可愛すぎるよぉ……
「麗…?」
「ん?」
ギュぅぅ----
今度は私が抱きしめ返した。
「…私も……私も、好きだよ………。…もう…壊れそうなくらい……大好き…」
「…お前……その顔、反則…。」
頬を真っ赤に染めて言う麗が、本当に愛おしくて…。
じっと、私を見つめる麗。
私の顔に何かついてる…?
「そんな可愛い顔で、そんなこと言われたら、我慢できない」
「へ…?」
「ああーもう無理。限界」