現か幻か
携帯を見ると、親友の【瑠衣】からのメールが。
『美呼☆大学の校門前で待ってるからねー、遅刻すんなよ( ̄∀ ̄)』
…うん、遅刻しかけてるけど、私頑張るわ。
「美呼、早く行きなさい!あ、これ、おばちゃんからの御守り。」
「はいはい、どうも。ぢゃ、行ってくるー!」
玄関を出ると、私の自転車が私のお出迎え。
大学へは歩いて15分くらい。意外と近いんだよね♪だから選んだってのも正直あるんだ。
でも今日はなんたって時間ギリギリ。
分かってるね、母上様は☆
自転車に乗って、必死の立ち漕ぎ。
あー、近所のおばちゃんが何か言ってる。
とりあえず笑顔を振りまいて、5分で大学に到着。
う~ん、私やればできる子だわ。
あれ?でも瑠衣がいない…
ふと携帯を見ると、メール着信のランプが。
『美呼~、龍也が来たから、私先に行くね☆』
裏切り者…
【龍也】は瑠衣の彼氏。ウザイくらいラヴラヴな2人。
私よりもバカな龍也は瑠衣と同じ大学に行きたいばっかりに猛勉強してた。
まぁ、私もこの2人といるのが一番楽しいんだけど。
にしても、この大学広い…受験場所の視聴覚室ってどこよ!
これは聞いた方が早いな。
あの女の人優しそう。
「すみません。あの…」
アレ?…無視ですか。
ヘコむわ、これ。
もういいや…
「きみ。」
あ~ぁ、幸先ツイてないやぁ。
「ねぇ、聞いてくれてる?」
瑠衣~、龍也~。
「あの、そっち裏庭だけど…」
「へぇ、こうなりゃ裏庭受験でもするかな。」
「え?だ、大丈夫?」
「…!!はっ、す、すみません、何でしょう?!」
目の前には心配そうにこっちを見ている男の人。多分ここの学生の人かな。
あぁ、恥ずかしくて顔見れない…私なんか変なこと言ってた気が…。
「きみ、何学部受験するの?」
「あ、文学部です。」
「なら視聴覚室だね。そっちの階段で3階に上がって右だよ。」
「あ、ありがとうございます。」
私は猛ダッシュでその場を離れた。
『美呼☆大学の校門前で待ってるからねー、遅刻すんなよ( ̄∀ ̄)』
…うん、遅刻しかけてるけど、私頑張るわ。
「美呼、早く行きなさい!あ、これ、おばちゃんからの御守り。」
「はいはい、どうも。ぢゃ、行ってくるー!」
玄関を出ると、私の自転車が私のお出迎え。
大学へは歩いて15分くらい。意外と近いんだよね♪だから選んだってのも正直あるんだ。
でも今日はなんたって時間ギリギリ。
分かってるね、母上様は☆
自転車に乗って、必死の立ち漕ぎ。
あー、近所のおばちゃんが何か言ってる。
とりあえず笑顔を振りまいて、5分で大学に到着。
う~ん、私やればできる子だわ。
あれ?でも瑠衣がいない…
ふと携帯を見ると、メール着信のランプが。
『美呼~、龍也が来たから、私先に行くね☆』
裏切り者…
【龍也】は瑠衣の彼氏。ウザイくらいラヴラヴな2人。
私よりもバカな龍也は瑠衣と同じ大学に行きたいばっかりに猛勉強してた。
まぁ、私もこの2人といるのが一番楽しいんだけど。
にしても、この大学広い…受験場所の視聴覚室ってどこよ!
これは聞いた方が早いな。
あの女の人優しそう。
「すみません。あの…」
アレ?…無視ですか。
ヘコむわ、これ。
もういいや…
「きみ。」
あ~ぁ、幸先ツイてないやぁ。
「ねぇ、聞いてくれてる?」
瑠衣~、龍也~。
「あの、そっち裏庭だけど…」
「へぇ、こうなりゃ裏庭受験でもするかな。」
「え?だ、大丈夫?」
「…!!はっ、す、すみません、何でしょう?!」
目の前には心配そうにこっちを見ている男の人。多分ここの学生の人かな。
あぁ、恥ずかしくて顔見れない…私なんか変なこと言ってた気が…。
「きみ、何学部受験するの?」
「あ、文学部です。」
「なら視聴覚室だね。そっちの階段で3階に上がって右だよ。」
「あ、ありがとうございます。」
私は猛ダッシュでその場を離れた。