幼馴染みはプレーボーイッ!
「…だから、被害妄想止めてくれるかな? 眉間の皺が半端ないよ、凜緒ちゃん。」
「幸紀ちゃん、やだよ!!…告って、フラれて、復讐なんて絶っ対、嫌!!」
「…は?なんで最後、復讐な訳??」
「分かんない!!」
「…あぁ、もぉいーわ!! やっぱ、被害妄想してたんでしょう!? 兎に角、来週の日曜! あたしも行くから! いいね!!」
「…えぇ!?」
「じゃあ決定~!! あぁ~楽しみぃ~!」
「……。」
有無を言わせないのね!?
私が、復讐されようがなんだろうが、拒否権無いのね!?
「…あっ!その内に、告って、フラれちゃいなさいよ?」
男を忘れるには、男なんだからぁ~!
本日、三度目のこのフレーズを言った、悪魔こと幸紀ちゃんは、誠に愉快そうに、スキップでどこかへ消えてったとさ…めでたし、めでたし。
全然、めでたくない…!!