愛しのりんご君。
紗里は不満げだけど、あえて今はスルー。
「てか、次移動じゃん!!
あと3分しかないよ。急ご?」
で、あえて話題を変える。
「…あ〜、うん。」
………紗里に感謝。
ホントは、紗里の言う通り、ちゃんと分かってるんだよ。
でも、佐藤くんからは何も聞いてないから。
まだ、私は佐藤くんのことがスキだから。
信じてるから。
紗里は、それを分かってるから、深くは突っ込んでこない。
ホントに、感謝してもしきれない位。