愛しのりんご君。



今から帰るのもつまんないし。

かといって、クレープ屋さんは閉まってるし。

今さら、他のクレープ屋さんに行く気はないし。



どうしようか…って、真剣に悩んでた時。


視界の端で、見覚えのある人が見えた…気がした。




「…え………?」



思わず、そちらをじっと見る。


…間違いない。



「………佐藤くん……」




−−−−−それは。


私の"彼氏"の佐藤くんと

知らない女の子が

腕を組んで、歩いている所だった−−…。



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