愛しのりんご君。



「はい、どうぞ。」




毎日自分のティッシュを奪われていくと言うのに。


それでも笑顔でティッシュを差し出してくれるりんご君は、ある意味、スゴいと思う。




「ありがとっ、いつもごめんね。」




自慢にもならないけど、私は忘れ物が多い方で。


りんご君には、ティッシュだけではなくて、シャーペンやら教科書やらイロイロお世話になっていたりする。



たまに、お礼として飴やらガムやらをプレゼントするんだけど。


喜んで貰えてるのかは、謎。



そんなりんご君と私は、良き親友…だと私は思っている。


< 4 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop