虹色DAYs~番外編はいかがですか?~
ここは素直に弁解すべきでしょうが、それでも後々犯人である食い逃げ犯達からの報復があるのは目に見えていること。
そんな分かりきった現実を無視して告げ口する勇気が私にありますでしょうか、いや、ない。
八方塞がり…。
そんな単語が頭を過ぎると同時に八束先輩から離れるように身をよじりましたが、腰に回された手のお陰で大して離れられず。
しかし今のである意味返事の代わりにはなったようで「なるほどね」と呟くと腰に回っていた手が離れました。
良かったです…。
このままあの状況が続くのは心身共に辛いですから。色んな意味で。
ホッとしたのもつかの間。さっきよりも身動きが取れなくなっているのは…気のせいではない…ですね。