恋色オレンジ〜夕焼け色の恋〜
そして――――
帰り道。
いつものようにあたし達が向かった河川敷には、三人の姿があって。
先に着いていた三人は、いつもと同じように並んで寝転がっていた。
『毎日毎日飽きないねーほんと』
『ねー』
そんな三人に、マナとあたしがそう言って近付いていくと。
『遅いじゃん、掃除?』
と、タクが起き上がってあたしに聞いた。
『ピンポンピンポンピンポンピンポーン!!正ー解!』
そしてあたしが大きな声で答えると…
『アハハッ、テンション高っ!』
タクは笑って。
『ミチうっせーよ』
ナオが突っ込んできて。
『マジでテンション高いし。なんかいいことあったの?』
そう言って、翔も笑った。