恋色オレンジ〜夕焼け色の恋〜
『たいしたもんじゃないしそんなに喜ばないでよ』
『いや、喜ぶのは俺の自由だ』
『なにそれ』
『だってめちゃくちゃカッコイイじゃんこの服』
私が何気なくそう言うと、ナオはそう言って…
今あげたばかりのトップスを、体に合わせて見せてくれた。
なんかそれだけで…嬉しくて嬉しくて。
すっごく嬉しくて…
ほんとに超幸せだと思えた。
『明日早速着ようかな』
『えーっほんとに?』
『うん、ちょっと出かける予定あるから着ていくよ』
ナオはそう言って、あたしにニコッと微笑んでくれた。