恋色オレンジ〜夕焼け色の恋〜



『あっ、でさ。今日マナに超イケてる服プレゼントでもらったから明日着て行くんだ。なっ、マナ!』

『マジで?よかったじゃんオシャレできて』

『おー、やっぱマナはセンスあるよな』





センスあるよな……か。



ねぇ私は……


ただのセンスのいい友達?



ナオにとって、ただの友達でしかないの?





『お前バカじゃねーの?浮かれんなよ気持ちわりぃ』




その時タクがそう言って。

何故かナオを睨みつけるみたいに見ていた。




『つーかタク、お前気持ちわりぃってなんだよ』

『だって元カノは元カノだろ?別れた女と連絡取ったり会ったりすんなよ。女々しいんだよお前』

『はぁ?別にタクに関係なくね?いきなりなんなんだよ』

『俺は……ただ…』




と、その時―――


ふとタクと目と目が合って。



なんだか胸がキュッと…痛くなった。




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