恋色オレンジ〜夕焼け色の恋〜
きっとタクは。
私の気持ちを知ってるから。
だから…
ナオにこんなこと言ったんだ。
『もうケンカしないでよ!ほらぁ、二人とも笑って笑って!』
そしてミチが笑顔を作りながらそう言うと。
『ったくお前らは…。まぁケンカするほど仲がいいって言うしな。なっ?』
翔も続けて、そう言った。
でも…
崩れた空気は元に戻ることはなくて。
その日はそのまま…
みんなそれぞれ帰路についた。