恋色オレンジ〜夕焼け色の恋〜
『でもさ、なんか恋とかっつーより。俺は今みたいにお前らとバカやってる方が楽しいからさ。だから誰かに彼氏とか彼女ができたとしても、俺らのこの関係はずっと続けばいいのになって思ってるんだ』
えっ…?
翔の言ったそんな言葉に、あたしの胸がトクンと音を鳴らした。
翔もあたしと同じことを思ってるんだって感じて。
なんだかちょっと親近感湧いたっていうか。
『あたしも今同じこと思ってた』
『え?ミチも?』
『うん、ずっと今みたいな関係が続くといいなって思ってる』
『ハハッ、そうだよな。っつーか続けていこうぜ、ずっと』
翔は…
優しく笑ってそう言ってくれた。