恋色オレンジ〜夕焼け色の恋〜
『とりあえずさ、ここは邪魔になるし…端に寄ろう。あ!あそこ空いてるしとにかく座ろうぜ』
翔はそう言うと、近くの夜店の後ろ側に設置されていたテーブルと椅子が並んだ場所を指差して。
先に一人で歩いていく。
そしてそんな翔の後をあたし達もついてって。
翔が座っていたテーブルの席に、マナとあたしは順番に腰をおろしていった。
『なんか喉渇いたよな、何でもいいだろ?俺、買ってくるわ』
でも、タクはそう言うと、座らずにそのまま飲み物を買いに行って。
夜店の方へと一人で消えていった。