恋色オレンジ〜夕焼け色の恋〜



記憶のパズルが…


ひとつずつ埋まっていく。




俺はミチのこと……


自分でも気付かないうちから、

ずっと特別な目で、見ていたのかもしれない。





だけど――――



気付いたと同時に不安になった。




ミチが俺の気持ちを知ったら…


どうなるんだろうって。




『バカじゃないのー?あたしが翔なんて好きになるわけないじゃん』


とか、ミチなら言いかねないし。




それに……


もし気持ちを伝えても、

そんな風にフラれたらマジ気まずいし。



今みたいに…

当たり前のように一緒にいられなくなっちゃうかもしれないから。



< 179 / 319 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop