恋色オレンジ〜夕焼け色の恋〜



その日―――




翔は、初めて。




あたし達と河川敷には寄らずに。



付き合ったばかりの秋野さんと一緒に、二人で帰って行く姿を見た。






ウソツキ。





『でもさ、なんか恋とかっつーより。俺は今みたいにお前らとバカやってる方が楽しいからさ。だから誰かに彼氏とか彼女ができたとしても、俺らのこの関係はずっと続けばいいのになって思ってるんだ』





そう言ってたじゃん。




ずっと変わらず、みんなでバカやろうって。



翔、言ってたじゃん。





< 80 / 319 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop