恋色オレンジ〜夕焼け色の恋〜
その日―――
翔は、初めて。
あたし達と河川敷には寄らずに。
付き合ったばかりの秋野さんと一緒に、二人で帰って行く姿を見た。
ウソツキ。
『でもさ、なんか恋とかっつーより。俺は今みたいにお前らとバカやってる方が楽しいからさ。だから誰かに彼氏とか彼女ができたとしても、俺らのこの関係はずっと続けばいいのになって思ってるんだ』
そう言ってたじゃん。
ずっと変わらず、みんなでバカやろうって。
翔、言ってたじゃん。