恋色オレンジ〜夕焼け色の恋〜
『ってゆーか翔がここにいるの久しぶりだよね。秋野さんは?今日は一緒に帰らなかったの?』
『えっ?あぁ。今日はなんかさ、ここに来たかったから先に帰ってもらった。だって新しいクラス超つまんねーし。お前らといる時間も全然なかったから』
『寂しかったんだー?あたし達がいなくて』
『ハハッ、そうかもな』
翔はそう言うと、クッと目尻を下げて笑う。
『私も寂しかった!』
するとマナも、そう言って。
『やっぱ俺らは五人じゃないとしっくりこないよな』
『うん、なんか物足りないんだよな』
ナオとタクも…続けてそう言った。