君の笑顔
拓馬と少し話してから席に座った

あれはやばかったな

拓馬ってあんなにかっこよかったっけ?

けど…なんもなくてよかった

そう思っていた時

「遥ー!」

亜衣歌がものすごい勢いで私のところに来た

「亜衣歌…どうしたん?」
「それがさ、夢乃ってなんか春に嫌われてるらしいねん」

「確かに言われてみればもらった手紙捨ててたな…」
「今ごろ言うなよあの夢乃でもあかんとか相手はもしかしてモデルか」

「それはないやろ笑」

「まぁそやな。けど…誰なんやろ?」

「考えるの面倒いなぁ」

「そう言うこと言うなよ」
「だってさぁ」

「モデルと言えば学校に居たよね」

「誰々?」

「特進クラスの大原有茶って子」

「そんな子居たんや」

「結構有名やで?ちょっと会いに行かん?」

「いいよ」


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