君の笑顔
鞄から教科書を出そうとしたとき

「おはぁ」

「…亜衣歌」

「どうしたん?びっくりして」

「いや…その」

「つか、付き合ってくれてぁりがとう」

「え?」

「遥なら付き合ってくれるって思った」

「…」

「ごめんな。拓馬がまだ好きなのに」

「気持ち消そうとしてたし逆にぁりがとう」

「そうなん?」

「うん」

「それならよかった。春を冷やかしてくるわ」

「うん」

亜衣歌は春の所に行った
嘘ついちゃった
本当は好きなのに



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