永遠 -forever-
向こうのエリアに着くと、ちょうど教室から出てきた颯斗君がいてた。



「おったぁー!!」

唯はテンションが上がって、つい大きい声を出してしまった。



「えっ、どこ?」

「もしかして今教室から出てきた人?」



遠目やったけど確かにあれは絶対颯斗君の姿やった。




颯斗君が出てきたクラスは一番奥の5組で、隣のクラスの6組へと入って行った。



颯斗君、5組なんやぁ…。





知りたかったことはとりあえずそれだけやったから、唯たちは教室へもどる。



廊下を歩きながらも唯はルンルンやった。



「でもさ~颯斗君、背あんま高くないでな」

「168とか~?」

「もっと近くでちゃんと顔見たい」

「いつかアドききたいなぁ~」



ずっと颯斗君の話しかしてなかった。
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