永遠 -forever-
「唯ほんならアドレス聞くわ!!」



唯も勢いよく立ち上がって美里と香奈に宣言した。



唯と颯斗君、あんま会ったりもしやんし話す議会もないし…。


メールやったら毎日できるかもせんしな。




「唯その意気やん!」


「今からいくで!!」



美里は唯の腕を引っ張り、颯斗君がおる向こうの教室に向かおうとする。



「ちょっ、美里!!」




美里が聞くわけじゃないのに、めっちゃやる気満々の美里。




「もうすぐチャイムなるから昼休行ったらいいやん」



そんな美里を止めるように香奈は言った。




時計に目を向けると、後2分でチャイムが鳴るところやった。



「うわー、時間のこと忘れてたわ」


美里は笑いながら言った。





昼休かぁ…。

昼休まで後2時間も授業受けなあかんのにもう緊張してきたわ…。
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