永遠 -forever-
美里も香奈もお弁当を食べて、颯斗君が居る向こうのエリアに向かおうとしてドアを出た瞬間やった。
颯斗君のグループ、颯斗君を含めて10人ぐらいがこっちに向かって来てたんだ。
えっ、嘘…。
颯斗君やん…。
「唯ちょうどいいやん!」
「頑張ってな!」
「今がチャンスやで!」
小声で美里と香奈は唯に言った。
「う…ん」
颯斗君が近づいて来るにつれてさっきよりもっと緊張してきて曖昧な返事しかできんかった。
えっと…
聞くんやでな、アドレス。
“アドレス教えて”って…
“2組の橋本 唯ですって”…
頭の中でずっと同じ言葉を繰り返した。
颯斗君のグループ、颯斗君を含めて10人ぐらいがこっちに向かって来てたんだ。
えっ、嘘…。
颯斗君やん…。
「唯ちょうどいいやん!」
「頑張ってな!」
「今がチャンスやで!」
小声で美里と香奈は唯に言った。
「う…ん」
颯斗君が近づいて来るにつれてさっきよりもっと緊張してきて曖昧な返事しかできんかった。
えっと…
聞くんやでな、アドレス。
“アドレス教えて”って…
“2組の橋本 唯ですって”…
頭の中でずっと同じ言葉を繰り返した。