永遠 -forever-
颯斗君が唯等の目の前を通るときに言った。




「あの…」


でもそんな唯の小さな声は颯斗君になんか届くことなく…



「もう!唯何してんよ!!」


美里はそう言って唯の背中を押すと、唯は見事に廊下に転んでしまった。




「キャッ!!!」


もう…美里のバカ。



「いったぁ…。」



そう言って立ち上がろうとした時やった。




「いける?怪我してへん?」



見上げるとそこには颯斗君がいてて…


唯は恥ずかしい気持ちと嬉しい気持ちでいっぱいやった。




「大丈夫…ありがとう」



唯は俯きながらそう言った。




やばい、心臓ドッキドキや…。



「ホンマ?気つけや」



颯斗君がそう言ってみんなのところにもどろうとした時に言ったんだ。
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