永遠 -forever-
それから後の授業を適当に受け、中学から一緒の絢香と帰る。



唯たちは地元の駅から4駅かかる学校に行ってる。


絢香とは中学のとき特別仲良しってわけではなかったけど、まだ仲は良かったほう。



だから同じ高校を受けるって分かったときは『一緒に受かろうな』って言って2人とも受かった時は、ホンマに嬉しかった。




それから学校の行きも帰りも一緒で中学の時よりかは仲良くなった。




駅に着いて電車に乗ったあと、唯は慶に電話をかけた。



『慶?あと10分ぐらいでそっちに着く』


『分かった。ほんなら今から向かうわ』


『はーい』



電話を切ってすぐに絢香が話しかけてきた。




『今日、慶と遊ぶん?』


『そうやねん。そういえば絢香、愁君とどうなったん?』


『んー…。連絡は毎日とってるねんけど別に普通やねん』



愁君とは唯たちと同じ学校の人で絢香の好きな人。



今はブログがはやってて、絢香が同じ学校と知って愁君のほうから絡んできたらしい。



それからメールするようになって、絢香が愁君に惚れた。
< 4 / 69 >

この作品をシェア

pagetop