オタク男子
「そ、そんなことないってば!佐々木君ったら何言って。きゃっ」

森久保さんは、からかったと思いパンっと俺をたたこうと思ったらスリッパが滑ってしまった。

俺は、彼女の前に飛び出した。

「っと。大丈夫?」

「あ、佐々木君。大丈夫だよ」

俺から、パッとはなれた森久保さん。

俺は、その身体を引き寄せた。

「きゃっ」

「森久保さん。俺に頼ってよ」

「佐々木君に・・・?」

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