~新撰組~『時を超えた少女の恋』
その日から私はこの世界から消える方法を考えた。


そしてその日も決めた。


それは私がこの世界に生まれた日。


私の17回目の誕生日。


誕生日なんて嬉しくない。


むしろ苦痛の日でしかなかった。


私は方法も決めた。


それは飛び降りること。


それが一番簡単だと思った。


私は誕生日の日病室から抜け出すタイミングを見計らった。


そして夜。


急いで屋上に向かった。


屋上に出た私は2回目の外の世界を見た。


屋上から見る街はネオンで光輝いていた。


私はその景色を見ながら時間になるまで待っていた。


そして0時になると同時に飛び降りた。





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