~新撰組~『時を超えた少女の恋』
私がそんなことを言うと皆驚いた顔をした。




そんなに驚くことでもないと思う。




殺そうとしていたんだから。




殺せばいいのに。




『逆に殺しててください・・・。生きていても意味がない。』




すると両頬に微かな痛みが走った。




私をここに連れてきた男が私の頬を両手で挟んでいた。




「命を粗末にしてはいけませんよ?」




なぜか私はその言葉に心が揺らいだ。












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