~新撰組~『時を超えた少女の恋』
島原………。




私は島原のことは知っていた。




遊女がいるところ。




沖田さんが私に何も言わずに行くなんて。




『…たぶん左之さん達に誘われて……仕方なく行ったんだよ。』




私は自分に言い聞かせるように呟いた。




私はそのまま台所に向かった。




今日は私が食事当番だからだ。




私は沖田さんの為に胃に優しいものを作ることにした。




島原で飲んだと思うから。





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